こんにちは、ノックスヴィルです。
僕は29歳のとき、カナダ・トロントにある語学学校に留学しました。
それまでは日本で独学していたのですが、現地で授業を受けて驚いたのが、日本の英語教育とのあまりに大きなギャップでした。
今回は、僕の実体験をもとに「海外の語学学校」と「日本の英語教育」の5つの違いをご紹介します。
語学留学に興味のある方にとって、きっと参考になるはずです。
1. 授業はすべて英語で進行|「英語を英語で学ぶ」感覚
まず大きな違いは、当然ですが授業はすべて英語で行われるという点です。
そう聞くと「英語ができる人じゃないと無理そう…」と思われるかもしれませんが、実際はレベル別にクラス分けされているため、初心者でも安心して受講できます。
先生もそのレベルに合わせて丁寧に話してくれるので、理解しやすい環境です。
僕の体感では、英語を英語のまま理解する方が、日本語に訳すよりもむしろスムーズに定着しました。
2. 「先生が話す」より「生徒が話す」授業スタイル

日本の英語授業といえば、先生の講義をノートに写すスタイルが主流ですよね。
しかし、カナダの語学学校では「生徒が話す時間」が主役です。
- ペアワークやグループディスカッションが中心
- ゲームを使った会話練習
- 先生は進行役というより“見守り役”
最初は戸惑いましたが、自然と英語で話すことに慣れていき、実践的なスピーキング力がぐんぐん伸びました。また正しい英語よりも伝わる英語が身につきました。
3. 正しい発音を意識|でも恥ずかしがらずに話す
日本では「発音を意識すると、なんだか恥ずかしい」と思ってしまう風潮がありますよね。
でも現地では発音を正しくしなければ通じないことが多いです。
たとえば「バニララテ」を日本風に発音しても、まったく伝わりません。
語学学校では、「伝わる発音」を意識する訓練が自然と身につきます。
ただし完璧である必要はありません。大切なのはカタカナ英語から脱却しようとする意識です。
これは、実際に通じる経験と通じない経験を繰り返す中で、実践的に学べるポイントでした。
4. 多様なアクセントに触れられる|“ネイティブ神話”を越えて

「英語=ネイティブ」と思われがちですが、実際のビジネスや国際交流では非ネイティブと話す機会の方が多いです。
語学学校では、クラスメイトも先生もさまざまな国籍の人が集まっています。
インド、ブラジル、韓国、トルコなど、本当に多国籍。
いろいろなアクセントの英語に日常的に触れることで、「聞き取れない英語」への耐性も自然と育ちます。
これは、仕事で英語を使う社会人にとっても大きなメリットです。
5. 英語+異文化体験|世界とつながる感覚が養われる
語学学校は、英語だけでなく異文化交流の場でもあります。
僕のクラスには、セーシェルという国から来ていた人もいました。
彼らと一緒に学び、話すことで、考え方・文化・価値観の違いにもたくさん触れられました。
「英語を学ぶ」ことは、単なる言語習得ではなく、世界とつながる力を育てることなんだと、現地で実感しました。
まとめ|英語力を伸ばしたいなら、環境を変えるのが一番の近道

日本の英語教育と海外の語学学校には、以下のような明確な違いがありました。
- 英語を英語で学ぶ授業
- 生徒中心のアウトプット重視の授業
- 伝わる英語を使う大切さ
- 多国籍・多様なアクセントの英語
- 異文化理解が自然に身につく環境
どれも、「実際に使える英語力」を伸ばすうえで欠かせない要素です。
僕自身、トロント留学を経験してから、英語の勉強方法が大きく変わりました。
そして何より、「英語を話すのが楽しい」と思えるようになったのが一番の収穫です。
もしあなたが今、「もっと英語が話せるようになりたい」と思っているなら、
ぜひ一度、留学という選択肢を検討してみてください。
教科書では得られない学びが、きっと待っています。
「語学留学=英語上級者のためのもの」と思い込んでいませんか?
実は、初級レベルからのチャレンジこそ意味があると僕は感じました。
最初は誰もが不安を感じますが、その一歩を踏み出すことで、視野も可能性も大きく広がります。
迷っているなら、ぜひチャレンジしてみてください。英語も人生も、変わり始めるかもしれません。
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