こんにちは、ノックスヴィルです。
社会人になってから資格取得に挑戦するのは、時間との戦いでもありますよね。
僕自身も、仕事をしながら簿記2級や通関士、TOEICなどに取り組んできました。
ただ、よくあるのが「今年こそ資格を取りたい!」と意気込んでも、いつの間にか手帳の片隅に追いやられてしまうケース。いわゆる三日坊主……。
そんなときに役立つのが「SMART(スマート)」という目標設定のフレームワークです。この記事では、SMARTを使ってスマートに資格取得を成功させる方法をわかりやすく解説します。
なぜ資格勉強に目標設定が必要なのか?
『これだけ!SMART — 圧倒的に成果が上がる目標設定の技術』の著者・倉持淳子さんは、
「成果のほとんどは、目標設定の時点で決まっている」
これだけ!SMART — 圧倒的に成果が上がる目標設定の技術
と述べています。
理由はシンプル。目標があいまいだと行動もあいまいになり、結果として成果も不確かなものになるからです。
たとえば「資格を取りたい」と思っても、それだけでは何を・いつまでに・どれくらい頑張るのかが不明確。そのままでは気合いだけで突っ走ることになり、モチベーションは続きません。
僕自身も過去に「フランス語が話せたらいいな」と漠然と取り組んだことがありましたが、全く続きませんでした。
使う予定も期限もなかったため、目標が曖昧だったことが原因だったと今では思います。
SMART目標の5つの要素とは?
項目 | 内容(英語) | 説明 |
---|---|---|
S | Specific(具体的) | 何を達成するのか明確にする |
M | Measurable(測定可能) | 進捗や成果を数値で確認できる |
A | Achievable(達成可能) | 実現可能な目標かどうか |
R | Relevant(関連性) | 自分の目的や価値観に沿っているか |
T | Time-bound(期限付き) | 期限を設定しているか |
この5つの観点を押さえることで、やる気に頼らず実行可能な計画を立てられるようになります。
資格取得にSMARTを活用する具体例
例えば僕が「簿記2級」に挑戦したときは、以下のようにSMARTに落とし込みました。
- S(具体的):簿記2級に合格する
- M(測定可能):過去問で毎回90%以上取れるようにする
- A(達成可能):平日2時間、土日は6時間、3ヶ月間の勉強で達成可能
- R(関連性):将来の転職や業務スキル向上に直結する
- T(期限付き):○月○日の試験に向けて学習を進める
このように具体的に設定すると、やるべきことが明確になり、行動につながります。
SMARTを活かす3つの実践ステップ
- SMARTを使って目標を紙に書く
まずこのステップが最も重要。一日使っても良いので時間をかけてじっくり考えてみてください。 - 定期的に進捗を確認する
1週間ごとにMeasurableやTime-boundの進捗をチェックし、必要であれば設定を見直します。 - 想定外の事態に備えて“バッファ”を用意する
風邪や急な残業などに備えて、余裕を持ったスケジュール設計を心がけましょう。
スケジュールが狂ってしまってやる気が無くなるのを防げます。
忙しい社会人でも続けられるSMARTの力
社会人は仕事・家庭・人間関係など、常にやることに追われがちです。
だからこそ「気合い」ではなく、「仕組み」で継続できることが大切。
SMARTは勉強のモチベーション維持、時間管理、優先順位づけに非常に効果的です。
「今日は疲れてできなかった…」という日があっても、「明日は30分だけでもやろう」と気持ちを切り替えられるようになります。
小さな習慣で“ゼロの日”をなくす
SMARTに加えて、僕がぜひおすすめしたいのが「小さな習慣」という考え方です。
これはスティーヴン・ガイズさんが提唱している方法で、ポイントは「目標にしていることを、少しでもいいから毎日やる」ということ。
たとえば、簿記の勉強なら「1問だけ仕分けしてみる」でもOK。
「たった1問だけじゃ意味がない」と思うかもしれませんが、実はこれがとても効果的なんです。
ガイズさんは、「やらない日を一日も作らないことが大切」と言っています。僕もこの考えには大賛成です。
やる気が出ない日もあれば、逆にやる気があふれる日もある。
そんな波があるのが人間です。だからこそ、やる気のある日に多めにやれば、やる気が出なかった日の分はあとから挽回できる。
大事なのは、「やる気がないから今日はゼロ」ではなく、「やる気がなくても1歩は進める」こと。
これを繰り返していくうちに、勉強が習慣になり、「続ける力」が自然と身についてきます。
僕自身もこの方法で、やる気が出ない日でも「とりあえず1問だけ」と自分に言い聞かせて勉強を続けてきました。
その結果、気がつけば合格ラインに到達していた――そんな経験があります。
人のやる気には波がある。それが当たり前。
だからこそ「ゼロの日をなくす」ことが、資格取得の成功には欠かせないのです。
まとめ|SMARTで計画的に合格へ進もう

資格取得の成功に必要なのは、継続力と戦略的な目標設定です。
SMARTを活用すれば、方向性を見失わず、自分のペースで前進できます。
「なんとなく頑張る」から「戦略的に積み重ねる」へ。
あなたの勉強が、明日からもっと前向きなものになりますように。
僕も資格取得で人生が大きく変わりました。本気で応援しています!
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