こんにちは、ノックスビルです。
今回は、僕が29歳でワーキングホリデーに挑戦した理由、実際に感じたメリットと苦労、そしてこれから渡航を考えている人へのリアルなアドバイスをお届けします。
これからワーホリを考えている方や、「行ってみたいけど一歩踏み出せない」という方の参考になれば嬉しいです。
なぜ29歳でワーホリを決意したのか?
僕がワーホリを決意したのは、「このままじゃ何も変わらない」と思ったからです。
新卒で入社したのは、ガラスを扱う工場。体力勝負の仕事で、12時間勤務・2交代制・夜勤あり。しかも常に危険と隣り合わせ。
毎日「辞めたい」と思いながら働いていましたが、転職したところで資格もスキルもない自分に選択肢は少ないだろう…という諦めもありました。
そんなとき「英語ぐらいはやっておいたほうがいいかも」と思い立ち、独学で勉強を始めました。
ある日、友人から「ワーホリって制度があるよ」と教えてもらい、調べていくうちに「英語も学べて、海外に住んで働けるなんて面白そう」と思うように。
29歳という年齢的リミットもあり、「このチャンスを逃したら一生後悔する」と思って、思い切って挑戦を決めました。
留学先にトロントを選んだ理由

カナダの中でもトロントを選んだのは、以下のような理由からです。
- ニューヨークやヨーロッパに近く、旅行がしやすそう
- カナダ英語は聞き取りやすく、学びやすい
- 当時ファンだったアヴリル・ラヴィーンに会えるかも?(笑)
正直、動機の半分はミーハーでしたが(笑)、結果的にトロントは本当に暮らしやすく、多文化が共存する刺激的な都市でした。
行ってよかった!リアルに感じたメリット5選
1. 多国籍な環境で英語に対する恐怖がなくなった
トロントは移民国家カナダを象徴する都市で、多様な文化・言語が飛び交っています。
英語が完璧じゃなくても、しっかり聞こうとしてくれる人が多く、「伝えようとする気持ち」が何より大事なんだと学びました。
バイト先でも英語ができなくて怒られたことは一度もありませんでした。
2. 交通の利便性が高く、生活しやすい
車がなくてもバスや地下鉄でどこへでも行けるうえ、街のサイズもちょうどよくて生活しやすい。東京のような人混みに疲れることもありません。

3. 日本食が気軽に楽しめる
トロントには日本人経営のレストランや居酒屋が多く、手頃な価格で和食が食べられます。たまに恋しくなる味噌汁や焼き魚もすぐに手に入りました。

4. 異文化体験が日常にある
“〇〇タウン”と呼ばれる多国籍エリアが街のあちこちにあり、その国の本場の料理が気軽に楽しめます。
個人的にはグリークタウンのギリシャ料理店が最高でした。


5. 自分と向き合う時間が増える
海外に出ると、当然ながら家族や友人と離れます。孤独を感じる時間も多いですが、だからこそ「自分は何をしたいのか?」と本気で向き合う機会になりました。
正直しんどかった…想定外だった“英語の電話対応”
ここは完全に盲点でした。
僕が一番苦労したのは、英語での電話対応です。
TOEIC400点だった当時、対面での会話ならまだ身振り手振りで何とかこなせても、音声のみの電話となると一気に難易度が跳ね上がります。
以下のようなシチュエーションで特に苦戦しました:
- 部屋探しの問い合わせ
- レストランの予約
- 銀行・携帯会社のカスタマーサポート
- バイトの面接や連絡のやりとり
何を言われたか理解できずにパニックになったり、聞き返すのをためらって要件が伝わらなかったことも多々ありました。
これからワーホリに行く人には、ぜひ電話の英会話フレーズを事前に準備・練習することをおすすめします。
シチュエーション別にロールプレイをしておくと、現地でのストレスがかなり減りますよ。
これからワーホリに挑戦する人へのアドバイス
まず声を大にして言いたいのは、「日本人の友達を最初から排除しないでほしい」ということです。
「せっかく海外に来たんだから日本語は封印」と意気込む人もいますが、困ったときに頼れる存在がいるのは心強いです。
上手に距離感を保ちながら、日本人コミュニティも活用してみてください。
そしてもう一つ大切なのが、目標を持ち、それを発信すること。
僕は現地で「英語力を上げたい」「将来こういう仕事がしたい」と話していたことで、周囲の人が自然とサポートしてくれました。
人は“頑張っている人”を応援したくなるものです。勇気を持って目標を語ってみてください。
最後に|一歩踏み出すことで、人生が動き出す
29歳でのワーホリ挑戦。
遅すぎるんじゃないかと不安もありましたが、実際には「遅い」なんてことは全くなかったと今では断言できます。
不安があっても構いません。でも、その一歩を踏み出すことでしか見えない世界があるのも事実です。
このブログが、これからワーホリを目指す誰かの背中を押すきっかけになれば嬉しいです。
それではまた!
コメント