こんにちは、ノックスビルです。
今日は英語学習者なら一度は考えるであろうテーマ――
「TOEICって本当に意味あるの?」という問いに向き合ってみます。
結論から言います。
TOEICが意味あるかどうかは、あなたの目指すゴール次第です。
「とりあえずスコアを取るか…」なんて中途半端な気持ちで挑むと、英語学習は続きません。目的を明確にして、自分に必要な道を選ぶことが何より重要なんです。
TOEICとは何か?ざっくり解説
TOEIC(トーイック)は、日本や韓国を中心に人気のある英語試験。
以下がTOEIC公式が掲げる特徴です。
- スコア制(合否なし):自分の現在地を知りやすい
- 160カ国で実施:グローバルスタンダードの評価基準
- 実用的な英語力を測定:ビジネス・日常の英語に特化
…とありますが、現実はちょっと違う。
実際にTOEICが本当に評価されているのは日本と韓国くらいなんです。
なぜかというと、TOEICは元々、TOEFLやIELTSといった西洋向け試験が東アジア圏には難しすぎる…という背景から「やや易しめ」に作られた経緯があるから。
TOEICを受けるべき人|こんな方には向いてます
① 日本でキャリアアップを目指している人
特に総合商社や大手メーカー、外資系企業を狙っている方は、TOEICスコアが“書類選考のフィルター”になります。
目安スコア:
- 総合商社(国際部門):750点以上
- メーカー(貿易部門):650点以上
- IT企業・通信系(非国際部門):600点前後
この数字をクリアしていないと、エントリー段階でふるい落とされる可能性も。
つまり、「使える英語かどうか」は関係なく、まずはスコアが要る世界なんですね。
② 英語学習に明確な目標がない人
「とりあえず英語できたらいいなぁ」という段階の方には、TOEICは最適な指標です。
まずは600点を目指しましょう。
これが取れれば「英語初心者」からは脱却。履歴書にも堂々と書けるラインです。
TOEIC対策を通じて、英語の基礎文法・単語・リスニング力を自然と鍛えることができます。
TOEICが向いていない人|別の道を選ぶべきケース
① 海外での留学・就労を目指している人
この場合は、TOEFLやIELTSが必要です。
世界の大学や就労ビザで求められるのはTOEICではありません。
ざっくりと:
- TOEFL:アメリカ・カナダなどの北米向け
- IELTS:イギリス・オーストラリア・ヨーロッパ向け
どちらもスピーキング・ライティングが含まれ、内容もアカデミックでかなり高難度。
TOEIC満点を取るより、IELTSで中級以上のスコアを取る方が難しいと言っても過言ではありません。
② 明確なゴールが「日常会話」や「旅行レベル」な人
「旅行先で困らない程度に英語を話したい」なら、TOEICはちょっと遠回り。
TOEICの勉強は正直つまらないことも多いです。
主に文法や長文リスニング中心なので、「話せるようになりたい」人には不向き。
そういう方は、「旅行英語フレーズ」「実践英会話」などの教材に直行した方が、楽しく・早く身につきます。
TOEIC600点は“英語の基礎体力”
ただし、TOEICで600点を超えると、英語の基礎的な地力はついたと言えます。
この段階で、会話や英作文などの「使える英語」へステップアップしていけば、効率良くレベルアップできます。
まとめ|TOEICが意味あるかは「あなた次第」
TOEICは、全員にとって価値がある試験ではありません。
でも、目指す場所が「日本の企業」「キャリアアップ」「英語の基礎固め」なら、間違いなく武器になります。
逆に、海外での活躍や会話力重視なら、TOEICはあくまで通過点。TOEFLやIELTSなど、他の道を選ぶべきです。
どの道を選んでも、英語の力はあなたの人生を広げてくれます。
目的を明確にして、最短ルートで成長していきましょう。
ではまた!
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